昇格試験に落ちてしまった理由を知る。これは自分のいわば「ダメな部分」を自分で見つめることになります。とても辛い作業です。一生懸命仕事をこなし、無理な注文も受け付け、集中した結果が今の自分を作ってきた。
それを根本から崩すなんて。
辛すぎる作業です。辛いです。
でもやらなければ、次回に生かすことは永遠にできないですね。
昇格試験に落ちた理由、なぜ?を知るために
昇格試験に落ちた理由を知るには、身近な上司、普段から話せる上司を確保しておくことが大切です。
それでも人事上のことは1対1の時、年数回のフィードバック時など限られ回数しか用意されていません。
理不尽ですよね。
一生懸命やっているのに昇格できないうえ、理由もはっきりせずそのままという事では業務に差し障ります。
恥ずかしいことでも話せる上司がいますか?
普段から少しだけ「難しいことを話せる上司」を見つけておくことも、自分の身を守るうえでとても大切なことなのです。
上司と話すことは気が引けます。気を使いめんどくさいことでもあります。しかし職場で困ったときに「相談相手がいない」ことは、問題が起こったときの対処ができない状態です。
本当に困っていることを相談できる人、短時間でも話を聞いてくれる人。そんな上司を捕まえておくことも処世術です。
そうやって日頃見つけておいた上司に、昇格試験に落ちたことを相談することをまず念頭に置きます。
昇格試験に落ちた一匹狼ならば
相談なんてできない。一匹狼でやってきたから、という場合。ワンチャンスは昇格試験後のフィードバック時です。
具体的にどの部分が足らなかったのか、理由が分かるとしたらフィードバック時以外はほぼ皆無です。
上司に相談し、面接官へのフィードバックを設定してもらいます。この方法はとりやすいと思います。
ブラックボックス的な昇格試験だと、本当の意味での落ちた理由ははっきりと提示されない可能性もあります。しかし手掛かりはつかめるかと思います。
昇格試験は皆が受けられるものではない
昇格試験は皆が受けられるものではありません。実績を買われて推薦されてからやっと受けられる貴重な体験でもあります。
受けられもしない社員から好奇の目で見られることもあり得ますが、そんな下世話なことに振り回されてはいけません。
昇格試験を受けた実績、受けられたんだから自分には認められている部分があることを決して忘れないでくださいね。
落ちたからこそ何かを得る
管理職試験に合格して昇進まっしぐら、という人をみてうらやましい気持ちを持っているかもしれません。
しかし昇格試験、管理職試験後もずっと合格し続けていかないと、管理職にはなれない。現場とは違う見方をして、実際の業務と離れていきます。
だとすると、業務で実績を上げてきた自分がうまく生かせるかどうか。管理職になるのもある種の懸けでもあるんです。
落ちることが悪いことか
落ちることは悪いことでありません。別の道へ行けという指示でもあります。ならば今いるポジションを磨いて、専門性をさらに強くしていくのもありです。
業務を遂行する工夫をさらにUPしていくと、新しい可能性が出てくるかもしれません。管理職になることだけが成長することではありません。
また、もう一度受ける場合でも、今回の改善すべき点を生かせます。ダメな点をすっぱり切り替えられるのは利点でもあります。
あなたのどこを磨けばいいのかを発見するために、自分で管理職試験を受けた。そんな風な位置づけにする。昇格試験は修正ポイントだったと思うと、あまり大きなことではなかった。得るものが大きかった、とわかるでしょう。
昇格試験に落ちても成長するきっかけに変えよう
昇格試験に落ちても修正ポイントだと思う事。そしてマイナス点を改善して日々の業務に集中し実績を上げることが大切です。
ココができれば、「大きな成長」となります。
昇格試験に落ちたことが、自分を大きく成長させるきっかけになる日が来るんです。これだけ悩んだ「落ちた」というマイナス面が、ダイナミックに変わるのは、あなたの行動と考え方次第だ、ということです。
他人に振り回されすぎず、もくもくと実績を上げるあなた周りの人から「強い人」「私もあんな風に生きたい」と思われる可能性は高い。痛みを知っているから優しい人間になれるのは、人生の定めなのですから。
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