この記事では
- 昇格試験に落ちた時の辛い気持ちから立ち直る方法
- 今後の考え方
- しぶとく生きる時こそチャンスが見える
です。
昇格試験に落ちて辛い気持ちから立ち直れない方は多いと思います。周りと比較してませんか?自分を責めていませんか?
こんな時こそメンタルを保ち、難局を乗り切るしぶとさが育ちます。人間瀬戸際にならないと成長しないからですね。
昇格試験に落ちるのは辛いことなのか?
昇格試験に落ちた後の出社する日々の辛さは、仕事の辛さというよりも自分が否定された辛さに似ています。
今までやってきたこと、今まで会社に尽くしたこと、提案してきたことはすべて無駄だったのか。自分なりに最善の策を取った結果が昇格試験の落選では、何年分の努力が否定されたことになるのでしょうか。
とても怖いことだし、メンタルが崩壊してもおかしくないんです、全否定されたと取ってしまうと。
でも待ってください!昇格試験の受験資格は一定の評価以上でないと許可されません。あなたは評価に値するメンバーとして今回の昇格試験を受験したのではないでしょうか。
今まで昇格試験を受けて、落ちたことのあるほかの上司や同僚は皆無なのでしょうか。同じような経験をされた、同じような環境に在籍する方がいれば「自分もそのように判断されたのだ」と居場所は確保されています。
今後、管理職になっていく方はさらに難しい試験を受けることになります。同期入社の2割が管理職で、あとの8割は課長クラスまでという現状が多い中、管理職へのこだわりを大きく持つのは、長い職場人生上得策ではありません。
辛くてなんもやる気なし
昇格試験に落ちたからと言って、やる気を無くし仕事放棄になるのは大人げない行為です。気持ちはわかりますが、自分の今いる立ち位置を守るためにも、通常の業務に集中しましょう。
やれることをやって、他人に喜んでもらうのが仕事の基本ではなかったでしょうか。今のあなたには十分備わっている能力です。
辛くて手が止まる
辛くて業務の手が止まるという場合もあるでしょう。気持ちのもやもやがある限り、ふとした時間に考えてしまいます。
しかし他人の評価は変えられません。他人が自分のことをどう思うのかは自由ですから、今できることは「自分を変える」という事。自分の気持ちを変えることしか、この不遇な時間を乗り越えることはできません。
他人の気持ちと評価は変えられないことを、自分で知る良い機会なのです。客観的に見ると。いつの日かは自分と対面して考えるべきことが、今やってきた感じですね。
辛くて転職まで考える
今の仕事がミスマッチの場合、転職しようかと気持ちが流れてしまいます。やる気がなくなり手が止まったとき、出てくる意見です。
しかし、自分の価値がゼロになったのでしょうか。それはあり得ません。管理職試験に推薦されるほど能力の高い人物の価値が、ゼロになるのは考えにくい。
思い切って転職も頭をよぎります。一つの方法ではありますが、実際に今の待遇より上がる保証はない、確率的にも下がります。ただ、選ばない場合、すぐに離職したい場合は、転職情報をチェックしつつ、毎日の業務をこなしていく方法も良いと思います。
昇格試験で落ちた後の考え方
他人からその時出た評価は、他人のものなので変えられません。しかし、自分を良い方向に変えることで、他人の評価が変わるんですね。自分を変えない限り評価も変わらないというシンプル単純なことに、早めに気づくことが、落ち込みから脱出する方法です。
自分を変える必要性を感じるのは、こういう崖っぷちに立った時にしか持つことはできません。普段は「自分の気持ち」で行動するけれど新たに「他人からどう見えているのか」という視点を持てるようになります。
これは「自分という人間」を良い方向へ導く可能性が大きく、ビジネスパーソンとしての自分の大きさから、プライベートな自分にまで広がりが出てくる。人間の厚みが変わってくるんですね。
自分の気持ちだけで突っ走らない。自分の立場をわきまえて行動できるなら、かなり立派な人物に成長していくことになります。
しぶとく生きることがチャンスにつながる
ここで負けない。ここで引き下がらないというしぶとい気持ちを持つことで、自分を生かせるチャンスがまわってきます。
あきらめれば道は絶たれます。落ち込みすぎず、チャンスを探すことで「自分が役に立つ」場面が出てきます。小さなことでよいんです。ほかの人が聴き洩らしている伝達事項を、しっかり伝えなおす、ホウレンソウをもう少し徹底するなど、仕事を円滑に動かしていく工夫を重ねていきます。
そういう安定した仕事ぶりも高評価ポイントです。気持ちのブレを最小限にして、淡々とやりこなせるあなただから、再評価される可能性が高い。そんな自分へと成長していくかいかないかも、あなた次第となるわけです。
社会人スクールでも違う視点で見る訓練ができます